2010年09月06日
白根御池。
そう。
北岳に登る途中にある、、、
あの濁った池、と言うよりは大きな水溜りである。
なんだか、、、
いつ見てもドンヨリした色をしていて、、、
近寄るとアレな匂いとかがしそうで、畔まで行った事さえない。
もう、何度も近くを通っているのに。
しかし、、、
意外に由緒があるらしい。
江戸時代に書かれた「甲斐国志」にも、、、
“瓢池”と言う名前で記載されているようだ。
しかも、、、
白根御池は雨乞いに使われていたらしく、
池に米粒を投げ入れる風習があったらしい。
「芦安村誌」には、、、
日照りが続くと、農民たちは講を組んで御池に登り、、、
牛馬の骨などを投げ入れて雨乞いをしたという記載もある。
誰だっ!?
「きったねぇ。池だなぁ。」
なんて言ったのは??
あ。。。俺か。。。
その白根御池、、、
一昨日訪れた時、かなり水が少ないなと感じた。
なんとなく以前の写真と見比べてみた。
■2010/09/04
最近、晴れ続きだからだろうか。
なんだか池が小さい気がするんだけど。
■2009/08/15
うん??
大して変わらないか??
ちょっとだけ水位が低いかな。
でも、そのぐらい。
■2008/11/02
秋と言うよりは、この辺りでは初冬か。
池の水は凍っている。
が、しっかり水はあるし水位も変わらない。
■2008/07/12
まだ、残雪がある時期。
かと言って格別池がデカイわけでもない。
ふぅむ。意外に水位に変化はないのだろうか。
■2007/08/25
ありゃ。。。
またしてもそんなに変わらない。。。
勢い勇んで昔の写真を引っ張り出してみたものの、、、
“たいして変化はない”というお粗末な結末。。。
カラカラに干上がったことなどないのだろうか??
あのバッチイ水が湧き水だとも思えないしなぁ。
んが、調べてみたがよく分からなかった。。。
しかし、、、
よく考えてみると、、、
この池は昔、雨乞いに使われていたんだった。
日照りが続いたから、、、
わざわざココに来て雨乞いをするのに、、、
この池の水まで干上がっていたら、かなりヘコむよなぁ。。。
そんな場所を雨乞いの地に選ぶわけないか。
うぅむ。。。
納得できたような、、、出来ないような。。。
Posted by 工場長 at 16:34│Comments(2)
│山っぽい話
この記事へのコメント
工場長さん今晩は!! 自分は霊感はないんですが昔ちょっとビビりな友達と御池で天泊しようとしたら嫌だというので肩の小屋まで行ったことがあります。御池迄と思ってかっ飛ばしたんで疲れました。先に言ってくれればと。確かに不思議な池ですね。雨乞いしてたんですね。
劔岳の早月小屋の手前にもみすぼらしい小さい池がありますがあそこはなんかすごい好きなんです。
劔岳の早月小屋の手前にもみすぼらしい小さい池がありますがあそこはなんかすごい好きなんです。
Posted by 岳蔵 at 2010年09月07日 00:52
岳蔵さん。ちわっス!!
>友達と御池で天泊しようとしたら嫌だというので肩の小屋まで
アレですかね。。。
霊感はないと言っても、、、
何か感じるものがあったんでしょうか。。。
雨乞いって、もっと昔は生贄的なこともやってましたからね。。。
あああああああああああああああ。。。。
いらっしゃるかも知れませんなぁ。。。
>早月小屋の手前にもみすぼらしい小さい池があります
そうなんですか。
早月尾根も歩いてみたいと思っているんですが、
いかんせん、物凄く遠いので相当先になってしまいそうです。
>友達と御池で天泊しようとしたら嫌だというので肩の小屋まで
アレですかね。。。
霊感はないと言っても、、、
何か感じるものがあったんでしょうか。。。
雨乞いって、もっと昔は生贄的なこともやってましたからね。。。
あああああああああああああああ。。。。
いらっしゃるかも知れませんなぁ。。。
>早月小屋の手前にもみすぼらしい小さい池があります
そうなんですか。
早月尾根も歩いてみたいと思っているんですが、
いかんせん、物凄く遠いので相当先になってしまいそうです。
Posted by 工場長
at 2010年09月07日 06:19

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