2009年05月18日
海外旅行の記録① 2000年版
二十代の時に海外をフラフラしておりました。
その時の簡単な記録を、、、
以前、メインにしていたサイトに書いていたので転記してきました。
デジカメを持っていなかった時代のモノなので、、、
スキャナで取り込んだ、、、少しの画像しかありましぇん。。。
山の話じゃない上に長いです。。。すんません。。。
興味があればって感じで。。。
(全部で3,4回の記事になると思います。)
■期間:2000/8/22~2000/11/20
■使った金:約30万円
■行った国:中国
■その他:1人旅。陸路と海路のみの旅。
■ルート
上海⇒洛陽⇒西安⇒成都⇒蘭州⇒敦煌⇒蘭州⇒呼和浩特⇒北京⇒長沙⇒
広州⇒香港⇒広州⇒襄樊⇒宜城⇒武漢⇒昆明⇒大理⇒昆明⇒長沙⇒上海

●出発前
なんだかイヤなことが立て続きやがったから、、、
プラっと行ってみたかった中国にでも行こうかなぁ。
っていうのが動機だった気がする。
仕事を辞め、金が無かったんで、愛車のV-MAXを売り、、、
その金を全部持って出発する。
もちろん、中国語なんかできず、英語もままならない。
っていうか、、、海外旅行が始めてなんですけど。。。
●2000/8/22~2000/8/24:船中
当初の目的はオーソドックスだけど、、、
三国志や小説敦煌(井上靖)にちなんだ場所めぐり。
時間は腐るほどあるんで、中国へは船で行くことにした。
神戸から上海へ運航している“新鑑真号”という船に乗る。
片道二万円、往復三万円(二等船室)というざっくばらんな値段設定。
上海までは二泊三日の長旅。
これに乗る人は旅の達人が多いと聞いたので、、、
なるべくいろんな人に話しかけて、情報収集をした。
船員も中国人ばっかりでもう中国を旅行している気分だった。
●2000/8/24~2000/8/26:上海
上海到着。
船内で仲良くなった人たちと同じホテルのドミトリールーム(大人数部屋)に泊まる。
浦江飯店だったと思う。
初海外なんで、何もかも珍しくて、言葉が通じないことも楽しい。
毎日、同じ部屋の人たちと遅くまでワイワイ酒を飲み、昼ごろ起きる。
楽しいんだけど、、、
こんなんじゃ日本で友達の家にいるのとかわらないねぇ。。。。
以後はドミトリーは無しにしよう。
みんなとわかれて、洛陽へ旅立つ。
ここからは一人だ、、、って思うと緊張感が出てくる。
●2000/8/27~2000/8/31:⇒洛陽
車中一泊の寝台列車(硬臥)で洛陽に着く。
ここは前漢等の首都だった。旧都の趣きあり(今はどぉだか。。。)。
ここに来た目的は“関林廟”。
三国志の関羽を祀っていて、関羽の首塚がある。
ってことで、、、関帝廟、博物館などをめぐる。
徐々に異国慣れしてきたけど、まだ、飯屋に入る時なんかは緊張する。
ここまでの中国の印象は「飯が旨い」「中国人がパワフル」ってとこ。
そして、想像以上(というかまったく)英語は通じない。
まぁ、、、俺自身たいしてしゃべれないけどね。。。
●2000/8/31~2000/9/5:西安
列車(軟座)で西安へ。
洛陽に比べると街もでかくて活気に溢れている。
ここも古都。遺跡がたっぷり。
“兵馬俑”なんぞを見に行った。鳥肌モノだった。
その他、寺めぐり、城壁歩き、博物館などに行く。
この街の見所は無限。
キリが無いので、次の目的地、成都を目指す。
●2000/9/6~2000/9/8:⇒成都
また、寝台列車(硬臥)に乗る。
これがなんだか良く眠れる。
日本では不眠症気味だったのに、中国ではひたすら快眠。
成都は三国時代の蜀の首都。
ここでは“武候祠”に行く。
武候祠は諸葛孔明を祀ってい、さらに劉備の墓がある。
なにより、、、四川料理がとても俺の口に合う。
麻婆豆腐発祥の店で麻婆豆腐を食す。
四川省、、、気に入ったぞ。
●2000/9/9~2000/9/17:⇒蘭州⇒敦煌
敦煌を目指す。すんげぇ遠い。。。
まずは西の入口である蘭州まで寝台列車(硬臥)で行く。
ここで休息と交通情報の収集をする。
列車は本数が少なくてチケットが手に入りずらい。
その上、最寄り駅(柳園)から敦煌市街までは100キロも離れている。
なので、、、寝台バスっていう変なシロモノを使うことにした。
これがね。。。ヒドかった。。。今でもあんのかなぁ。。。
バスの中の座席を取っ払って二段ベットを敷き詰めた感じ。
こんなこと良く考えたな。寝てるしかない。
しかも、、、せまいベットにおっさんと二人で寝る。。。
さらに、、、おっさんの足がくさい。。。
その上、この時期は国道の工事をやっていて、道が悪く、寝てるのも辛かった。。。
11日の午前11時に蘭州を出発して、敦煌着は12日の午後11時だった。
もう、、、半死。。。
けど、、、来てみたかった街なんでテンション上がりまくり。
この街で、今でも親友である■野と出会う。
この男、日本人のくせに中国語と英語がネイティヴレベル。
妙にに気が合う、、、■野と一緒に敦煌を観光する。
“莫高窟”“玉門関”“漢代長城”“鳴沙山”などなど観光しまくった。
最高に楽しい。遠かったけど、来て良かった。
一応、この旅の最終目的地はここだったんだけど、、、
思っていたより楽しいんで、方向転換、、、
「金が尽きるまで中国を旅する。」ってことにした。
ってことで、、、ここでビザ延長。
●2000/9/18~2000/9/24:⇒蘭州⇒呼和浩特
また、寝台バスで蘭州に戻る。
蘭州からは寝台列車(硬臥)で内モンゴルの呼和浩特(フフホト)へ。
寺、博物館などをめぐる。
ここでの記憶は旨い餃子屋を発見して毎晩、餃子(水餃子)三昧だったこと。
中国って、日本と一緒で米ばっかり食べているんだろう、、、
と思っていたけど、実は違った。
黄河からは北は小麦文化、南は米文化って感じかな。
勿論、ドコでも米は食べられるけど、小麦文化圏での麺、餃子は絶品。
米派の俺が小麦にハマる。
●2000/9/25~2000/9/29:⇒北京
寝台列車(硬臥)で北京に到着。
首都だけあって街が多少は清潔。少々物価が高い。
“万里長城”“故宮”博物館めぐりなどをした。
故宮で知り合った日本人大学生と一緒に、北京ダック発祥の店
“全聚徳”に北京ダックを食べに行く。
まぁ、、、それなりって感じかな。
北京ではちょっと金を使いすぎた。。。
●2000/9/30~2000/10/9:⇒長沙
このままだとビザが切れてしまう。もう、延長はできない。
一旦、香港に出てビザを取り直したほうが良さそうだ。
とりあえず、南下する。
寝台列車(硬臥)で長沙へ。
無事に到着するも、なんだか街が騒がしい。
そして、宿がどこも一杯。
どうなっているんだろうと思っていたら、
中国で旧正月の次に大きな休みである国慶節(建国記念日)だった。
一週間ほどはゴタゴタするらしい。。。
何とか、宿が見つかる。
この宿の人たち、日本人を見るのが始めてらしい。
こんなに大きな街なのに。。。
みんなにしげしげと見られる。。。
夕飯を宿の食堂で取る。
その時もみんな遠目で俺を観察。。。
なんか、、、居心地が悪い。。。
思い切って、筆談で話しかける。
ここぞとばかりに質問攻めにあう。
っで、、、仲良くなった。
仲良くなるとホントに親切にしてくれる。毎晩、食堂で宴会。
楽しいんで国慶節が明けるまではここにいることにした。
時間もたくさんあるんで、地元マップを買ってきて、
小さな観光スポットをしらみつぶしに行ってみた。
●2000/10/10~2000/10/15:⇒広州⇒香港⇒広州
宿のみんなとさよならをして、寝台列車(硬臥)で広州へ。
広州では特に見たいものが無かったんで、すぐ香港へ行く。
う~ん、、、香港は日本とかわらん。
物価も高い。。。つまらん。。。
3ヶ月ビザを取得して、広州に戻る。
●2000/10/16~2000/10/29:⇒襄樊⇒宜城⇒武漢
広州に戻ったが、宿泊はせず、すぐに駅に行く。
次の目的地は襄樊。
結構距離があるんだけど、寝台チケットは売り切れで買えず。
悪名高い自由席(硬座)で行くことにする。
すんげぇ人。。。
俺はまだ席があるからいいが、席が無い人たちが通路まであふれている。
座席も名前どおり硬い。。。一睡もできず。。。
疲れきって、、、襄樊に到着。
ここには劉備が孔明に三顧の礼をした“古隆中”という孔明の庵跡がある。
行ってみる。ちょいと感動。
襄樊から一時間ぐらいのところに、、、
長沙の宿で仲良くなった従業員の故郷、宜城がある。
行ってみるとなにも無い田舎町。
尋ねて行ったら休暇で帰ってきていた。
夕食をご馳走してくれ、何故か徹マンに誘われる。
日本のマージャンとルールが違う。
チョイ勝ち。
なんか、、、中国人にマージャン勝つと、、、うれしい。。。
その後はバスで武漢に向かう。
●2000/10/31~2000/11/10:⇒昆明⇒大理
行きの船で仲良くなった日本人が、、、
大理に2,3ヶ月滞在するから雲南来る時は寄ってくれ、、、
と言っていたのを思いだし、次の目的地を大理にした。
武漢から雲南の玄関である昆明まで一気に寝台列車(硬臥)で行く。
車中2泊。遠い。
早朝に昆明着。駅前のバスターミナルから
大理行きのバスに乗る。夕方前に大理着。
ここはバックパッカーの溜まり場みたいになっている街。
ペー族という少数民族が人口の大半を占める。
自分の宿を決め、友達が泊まっているであろうホテルを訪ねる。
いない。。。
あきらめて飯を食べに行ったら、その食堂でそいつに出くわす。
「お~久しぶりっ!!」から始まり、酒盛り。
そいつは今日、昆明に戻るとのこと。
会えて良かったねぇ。お見送りをする。
ここは外国人旅行者向けの洋食、日本食屋がたくさんある。
日々の観光もたのしいが、イカサマ和食を食べるのもまた楽しい。
ハッピーカフェ(もう無くなっちゃった。。。)
という食堂の女の子達と仲良くなり、毎日通う。
ノンビリする。
●2000/11/10~2000/11/20:⇒昆明⇒長沙⇒上海
金も尽きてきた。
さらに、弟が12月の初めに結婚式を挙げるとのメールが親から来る。
んじゃ、、、帰国しますか。
大理からバスで昆明、
昆明からまた車中2泊の寝台列車(硬臥)で長沙に向かう。
長沙では先月泊まった宿に行く。
1ヵ月しか経ってないのに従業員が半分近く替わっている。
先月撮った写真を現像したので、、、みんなに配る。
先月から居た人達はとっても喜んでくれた。
長沙から寝台列車(硬臥)で上海へ。
うーん、久しぶり。
そして、、、また“新鑑真号”で帰国した。
Posted by 工場長 at 16:32│Comments(4)
│海外旅行記
この記事へのコメント
いやぁ~読んでて楽しいです!
ロマンが溢れてます~よくぞ独り旅。
言葉通じなくても、何とかなるんですね~
筆談、漢字並べれば大丈夫なんですか?
すんごく楽しかったのですね~伝わって来ます。
(さすがに写真の工場長・・・お若い!)
私は小心者なんで海外独り旅は・・・無理ですが・・
吊橋は苦手なのに、中国は大丈夫なんですね!
何だか笑えます・・・(笑)
第二弾、楽しみにしております!
ロマンが溢れてます~よくぞ独り旅。
言葉通じなくても、何とかなるんですね~
筆談、漢字並べれば大丈夫なんですか?
すんごく楽しかったのですね~伝わって来ます。
(さすがに写真の工場長・・・お若い!)
私は小心者なんで海外独り旅は・・・無理ですが・・
吊橋は苦手なのに、中国は大丈夫なんですね!
何だか笑えます・・・(笑)
第二弾、楽しみにしております!
Posted by チャイ at 2009年05月18日 17:29
チャイさん。ちわっス!!
お~~。ホントっすかぁ~~。
なんかそっけない記録なんでアレですが。。。
筆談ですが、、、
日本の漢字を雰囲気で並べただけだと、あんまり伝わらないです。
大陸は簡略字なので、、、こっちが読めないこともたまに。
いやぁ~~~。
9年前ですからねぇ。
若いと言うより、、、痩せてたっすね。。。ふふぇ。。。
お~~。ホントっすかぁ~~。
なんかそっけない記録なんでアレですが。。。
筆談ですが、、、
日本の漢字を雰囲気で並べただけだと、あんまり伝わらないです。
大陸は簡略字なので、、、こっちが読めないこともたまに。
いやぁ~~~。
9年前ですからねぇ。
若いと言うより、、、痩せてたっすね。。。ふふぇ。。。
Posted by 工場長
at 2009年05月18日 21:46

こんにちは、はじめましてsomtamと申します。
ビザの期間みっちり、しかもチベット以外ほぼ網羅!
凄い行動力ですね。
成都、長沙などかなりのマニアとお見受けしました。
寝台バスは笑えますよね♪
ウチの家内はアレ気に入ってるようですが、ボクも寝た気がしませんでした。
ビザの期間みっちり、しかもチベット以外ほぼ網羅!
凄い行動力ですね。
成都、長沙などかなりのマニアとお見受けしました。
寝台バスは笑えますよね♪
ウチの家内はアレ気に入ってるようですが、ボクも寝た気がしませんでした。
Posted by somtam at 2009年05月18日 23:37
somtamさん。はじめまして。
おお。タイ料理のようなハンドルネームですね。
ソムタム、大好きです。ビールが進みますし。
中国の寝台バス乗られたことがありますか。
ウチの嫁さんも身長が低いからか、、、
意外に悪くない、、、って言ってました。
今後とも、、、ヨロシクお願いしますデス。m(_ _)m
おお。タイ料理のようなハンドルネームですね。
ソムタム、大好きです。ビールが進みますし。
中国の寝台バス乗られたことがありますか。
ウチの嫁さんも身長が低いからか、、、
意外に悪くない、、、って言ってました。
今後とも、、、ヨロシクお願いしますデス。m(_ _)m
Posted by 工場長
at 2009年05月19日 09:13

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