2010年05月11日
冬季開放小屋。
以前に、避難小屋をまとめた記事を書いた。
そこに冬季開放小屋の事も載せていたのだが、
今回、冬季開放小屋だけ別の記事にすることにした。
まぁ、私のように、、、
冬季開放小屋を好き好んで渡り歩く方は少ないと思うが。。。
水場の情報と、、、
周辺の雪の状況(融かして水を得ることが出来るか)は、、、
私が訪れた時期の状況を記しておく。
まだ、南アの情報しかないが、、、
今後、訪れた場所は追記していこうと思う。
■南ア北部
●仙丈小屋
仙丈ヶ岳直下。藪沢カールに建つ小屋だ。
営業期間外は、三階が開放スペースになっている。
標高2900mということもあって、、、
気温はかなり下がるが、
上の写真の巨大発泡スチロールを敷くと床からの寒さはない。
トイレ:有り
水場 :無し(時期:GW)
積雪 :有り(時期:GW)
●両俣小屋
営業期間でもそんなに混まない小屋らしい。
冬季開放小屋としては、今までは一番親切な小屋だと感じた。
上の写真のように薪ストーブと薪も置いてある。
そして、“交換箱”と書いた一斗缶が置いてあり、
『要らない物を入れてください。必要なものは使ってください。』
と、張り紙がしてある。
中を開けると食料が入っていた。
素晴らしいアイディアだなと感心した。
さらには毛布まであった。
緊急避難した時にこの小屋だったら“神の家”だと思うだろう。
小屋のすぐ裏には水場もある。
トイレも近く、小屋前の広場は日当りも良い。
数日、ゆっくりしたいな、なんて思ってしまった。
いつか営業期間中に子連れで行こうと思っている。
トイレ:有り
水場 :有り(時期:GW)
積雪 :無し(時期:GW)
●熊ノ平小屋

営業期間中にも期間外にもお世話になった。
二階の一部が開放スペースになっている。

窓が開かないのでドアを閉めると昼間でも真っ暗である。。。
トイレ:閉鎖
水場 :有り(時期:10月末)
積雪 :無し(時期:10月末)
■南ア南部
●光岳小屋

かなり広い開放スペースである。
営業期間中に来たことはないが、7割ぐらいは開放してるんじゃないだろうか。
小屋の前からの展望も良い。

何もなければ快適に過ごせたと思うが、
私が行った時は遭難者の残置荷物があって、眠れぬ夜を過ごした。。。
トイレ:有り
水場 :小屋手前の登山道に有り(時期:10月末)
積雪 :無し(時期:10月末)
●横窪沢小屋
畑薙大吊橋からルートでは最初の営業小屋。
一階の一部が開放されている。
冬季開放スペースはちょっと狭い。
10名は無理だろう。
トイレ:有り
水場 :有り(時期:GW)
積雪 :無し(時期:GW)
●茶臼小屋
茶臼岳手前の稜線直下にある。
二階の一部が開放されている。
トイレは下手すると雪で埋まるので掘り出さなければならないかも。
トイレ:有り
水場 :無し(時期:GW)
積雪 :有り(時期:GW)
●聖平小屋
冬季小屋が別棟になっている大きくてキレイな小屋。
中も広くて数十人はラクに泊れる。
やはり、GW中などは南ア南部でも人が多い方だ。
唯一の欠点はトイレまで、かなり遠いことか。。。
トイレ:有り
水場 :有り(時期:GW)
積雪 :有り(時期:GW)
Posted by 工場長 at 14:22│Comments(0)
│冬季開放小屋の話
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