2010年01月07日
林業ネタ part3 (林業就業支援講習 その③)
(その①はココ)
(その②はココ)
序盤の数日で座学が終わって、、、
次は刈払機&チェーンソーの資格取得になります。
コレは座学(安全教育)と各機械の構造と整備、
それからちょっと使ってみる、、、という内容でした。
各実習で本格的に使うことになるので、、、
刈払機&チェーンソーの資格取得は省略します。
けど、刈払機で一日、チェーンソーで二日かかります。
あと、この資格取得は本来は有料(それぞれ安いところで1万円ぐらい。)です。
今回は無料で取らせて頂きました。
っで、、、
作業実習が始まります。
と、その前に、、、
林業の1年はどのように過ぎていくのか、、、
ってコトを簡単に書いておきます。
全国森林組合連合会発行の“林業の作業カレンダー”というのが、
手元にあるので、概ねそれをパクります。
あと、各作業の説明も簡単に書いておきます。
■林業の一年
1月 主伐
2月 地拵え
3月 地拵え
4月 植栽
5月 植栽
6月 下刈り
7月 下刈り
8月 下刈り
9月 除伐&枝打ち
10月 除伐&枝打ち
11月 間伐
12月 間伐
主伐 :木材として利用する木を伐採すること。
地拵え:伐採した跡地を整理し苗木を植えつける準備をすること。
植栽 :苗木を植えつけること。
下刈り:苗木を覆ってくる雑草を刈ること。
除伐 :目的種以外の木や形質の悪い木を除去すること。
枝打ち:節の無い材を作るためや病害虫の予防のため不必要な枝を切ること。
間伐 :混んできた森林を適正な密度にするために木を間引くこと。
と、まぁこんな感じなんですが、、、
主伐と間伐しかしない事業体もありますし、、、
何より木を切らなくなったので、、、
地拵え、植栽、下刈りという作業は少なくなってきたといいます。
なので、上記の様に行っている所のほうが少ないのかも知れません。
ってことで、、、
今度こそ実習が始まりますデス。。。
一番最初の実習は“下刈り実習”でした。
植栽した苗木の周囲の雑草を刈ってやる作業です。
苗木より雑草の方が成長が早いので、、、
放ってくと苗木に陽が当たらなくなってしまい枯れてしまいます。
植栽後、5~7年(木がある程度の高さになるまで)は実施する必要があるとのこと。
本来は真夏にやる作業で、林業の作業の中で一番ツライとの評判です。
現場は研修所の入り口の斜面でした。
去年の研修生が桜の苗木を植えたようなのでソコを下刈りします。
行ってみると、草ボーボーの藪です。。。
円で囲んだ所ぐらいに桜の苗木が埋没しているそうです。。。
その周りの雑草を刈っていきます。
使うのは鎌と、、、
刈払機です。
ただ、刈払機は初心者が集団で使うと危ないとのことで、、、
6~7人に一台でした。
鎌でやりつつ、交代で刈払機を使うって感じです。
俺は鎌なんて使ったことがないので、、、
先生や奈良のおっちゃん達に使い方を聞きながら恐る恐る始めましたよ。
斜面での作業だし、、、
鎌も刈払機も使っていると汗だくになります。
特に手強かったのは笹とか竹でした。。。
ありゃあ、、、ウザイっす。。。
こまめに休憩を取るように言われます。
こんな休憩の時にみんなドンドン仲が良くなってきます。
座学での休憩の時はあまりしゃべったりしなかったのに不思議なものです。
やっぱり外で汗を流すのは気分を明るくしますなぁ。
だいぶ進んできました。
手前の斜面は桜が植わっているので、下刈りだけですが、、、
上の斜面は何も植わっていないので、、、
下刈りしたあとに 地拵え⇒植栽 をするそうです。
なんか、、、さらに手強そうな、、、藪です。。。
順調に進んでいたのですが、、、
下刈り実習2日目の午後に一人怪我人が出ました。
鎌で指を切ってしまい5針を縫うことに。。。
私も道具に慣れてきたところだったんで気が引き締まりやした。
ちょっと研修の雰囲気も暗くなったりならなかったり。。。
しかし、怪我をした方は、、、
「片手で出来ることがあったらやらせて下さい。」
と、次の日も普通に来られていました。
なんだか、みんなでホっとした感じに。
あのまま辞められちゃったら、なんか後味が悪いですからね。
実習は下刈りに続いて“地拵え”に入ります。
植栽をするために整地する作業です。
現場が同じなんでちょっとわかり難いかも知れませんが、、、
下の斜面は既に桜が植わっているので下刈りのみ。
刈った雑草はそのままです。肥料になりますからね。
それに対して上の斜面はすっきりしちゃってます。
上からみるとこんな感じ。
刈った雑草はまとめて転がして下に移動させました。
赤の矢印が雑草の塊です。
あんなに藪藪していた所が数日でこんなにキレイになりました。
自分達がやったことがすぐに目に見えるってなんか良いです。
肉体労働の楽しいところって、こういうところなんでしょうな。
意外に思われるかも知れませんが、、、
私は今まで肉体労働の職に就いたことがありません。
兵隊だった時にも体は使いましたが、アレは訓練ですからね。
なので、実習での肉体労働が新鮮でした。
あ。山に登っていて体力はあるんで、
鎌を振った手が筋肉痛になった以外は身体的には余裕でした。
次は地拵えしたところに植栽していきます。
長くなったんで次にします。
(その④に続く。。。)
2010年01月05日
林業ネタ part2 (林業就業支援講習 その②)
(その①はココ)
ってことで、その②です。
まず、講習の序盤は座学だったのでソコで学んだことを書きます。
はっきり言って暗い話が多いです。
けど、コレをそれなりにしっかり書かないと、
自分の趣味以外の私生活をさらけ出してまで、
ブログに書く意味がないので、ぶっちゃけて、
キレイごと抜きで書こうと思います。
とは言っても、、、
教えてもらったこと全部をそのまま書いていたらキリがないし、
堅い話ばかりになってしまうので、
私が特に印象に残った話をピックアップしていきますデス。
そのピックアップした項目ごとに、、、
かなり脱線もすると思いますがご了承下さいませ。
■林業の現状
まぁわりと有名な話ですが、産業として成り立っていません。
なんで成り立っていないかというと、木の値段が安くなり過ぎているからです。
山から木を切ってきて麓に降ろしてくると損をします。。。
その値段の下がり具合は凄まじいもので、
1立方メートル当りの山元立木価格(山に立っている木の価格)は、、、
1970年 13168円
1980年 22707円
1990年 14595円
2000年 7794円
2008年 3164円
と、40年前の1/4でございます。。。
切るだけ損ですねぇ。。。
ってことは、、、
林業の事業体(林業の会社や組合)に安定した仕事が入ってこなくなります。
切らないんだから、植えないですしね。
林業界はよく、、、
「人手不足な上に高齢化が進んでいる。」
と言われます。それは事実なんです。
けど、その原因は、、、
事業体に安定した仕事が来ない。または単価が安い。
⇒年間で人を雇う余裕がない。
(ちゃんとした求人が少ない。)
⇒トーゼン若い人間が就職しない。したくても出来ない。
(家族を養えませんからね。)
⇒そりゃあ、高齢化が進む。
(年金貰っている人が多いので季節労働でなんとかなる。)
当たり前の構図です。
奈良県の林業就業者の年齢別の内訳(2005年)ですが、、、
~29歳 30~39 40~49 50~59 60~69 70~
4% 9% 16% 24% 29% 18%
異常な年齢分布です。
一般の職場で“その年代大事っ!!”ってトコが少ないっすね。
このままで行った時、20年後は完全にアウトですな。
ちょっと話が戻りますけど、、、
あんなに低くなった立木価格なんですが、輸入材のほうがまだ安いです。
なら、関税高くしたらいいじゃんと思いますよね。
国内の林業をマシにするために。
けどほら、輸入って、、、
「お前のところの車買うから、コッチの牛肉と木を買えや。」
とか言うことで成り立ってるらしいじゃないですか。
国同士の取り決めで。
んまぁ、金が欲しいから、、、
あっちの産業を立てて、そっちの産業を潰しているんでしょう。
日本って国が見えてきますよね。
問題視しながらも食糧自給率が全然上がらない国ですから。
ちなみに木材の自給率は平成20年で約24%です。。。
ええ。。。こんなに山ばっかり、森林ばっかりの国なのに。。。
ええ。。。切って使える木がアホほどあるっていうのに。。。
■林業と環境問題
コレをお題目に挙げることによって、、、
仕事の増加ということでは林業は少しマシになるかも知れません。
地球温暖化問題で日本では“森林経営”によって、、、
CO2を削減していいことに京都議定書でなりましたから。
要はちゃんと間伐して健全な森林を保つようにしようってことです。
ってことで、、、今の森林の現状を書きます。
まぁダメなんですよ。
上に書いたように木を切っても金にならないなら、
誰だって放っておきますよね。
林業ではある程度密集して木を植えます。
そうして育てて悪い木を徐々に間引いていき立派な木を育てます。
その間引くことを間伐と言うんですが、
(間伐のことは間伐実習のくだりで詳しく書きます。)
間伐しないで放っておくと山がどうなるかというと、、、
木が密集したまま育って放置される。
⇒地面に日光が当らなくなり下草(雑草)が生えなくなる。
⇒下草が枯れて堆肥になるというサイクルがなくなる。
⇒土が痩せる。
⇒不健全で密集した林が出来る。
山が保水出来なくなる
土砂が流出しやすくなる。
こんな感じです。
ココは登山ブログなので山ノボラーが多いと思います。
なので、書きますが、、、
山を歩いていると、イイ天気なのにも関わらず、
夕方のような暗さの林に入ることありませんか??
そういうところはだいたい放置されている林です。
あと、登山道では無いのにも関わらず、、、
木の根が露出しちゃっている林も見たことないですか??
アレは土が痩せちゃって木の根が出ちゃってるんです。
今度、山に行った時に見てみて下さい。
と、林業から環境問題を見てますが、、、
海の向こうで切った木を遠路はるばる船に載せてきて持ってきて、
それを港からトラックで山の製材所(製材所は山に多い)に運び、
製材したものを街に運ぶ。
って、、、物凄い石油燃料使ってますよね。。。
でも、安いから良いんです。。。この国は。。。
そんな国が世界の環境問題を語っておりますよ。。。ええ。。。
国のあり方とか国民性とか、、、
そういう根本的なところで環境問題的にアウトな感じだと思うのは、、、
俺だけっすかね。。。
おっと脱線し過ぎですね。
まぁ、今の日本の森林ってのは間伐して健全にする。
ってのが、重要なんです。
それでも、、、間伐=森林破壊、、、
と思っちゃってるアレな人も未だに多いらしいので、
森林組合なんかは間伐の重要性を必死になって訴えています。
けど、間伐しても山主は損をします。
間伐材もトーゼンながら降ろしても損しますから。
捨て切り間伐といって、切ったら山に放置しておくしかありません。
なんか、、、だんだん切なくなってきたでしょ。。。
けど、ちょっとは国から助成金が出るようになったらしいです。
■林業の労災
林業の仕事というのは危ない作業のオンパレードです。
鎌も鉈の刈払機もチェーンソーもすべて刃物ですし、
倒れてきた木に当ったらトーゼンただでは済みません。
っで、、、やっぱり労災も多いです。
死傷年千人率(休業4日以上の怪我や死亡)は平成18年の統計で
全産業 2.4%
製造業 3.2%
建設業 5.7%
造船業 10.1%
漁業 15.9%
林業 26.3%
んで、手元にある資料が奈良県のものばかりなので、
奈良県を例に取りますが、奈良県の2005年の林業就業者数は1060人です。
この年の奈良県の休業災害(休業4日以上の怪我や死亡)は72人です。
ハンパないっす。。。
100人働いていたら7人は年に1回大怪我してるんです。。。
その話までで既に凹んでいたんですが、、、
労災事例でおっかない話を聞いたんで一つだけ紹介します。
※グロい話がダメな人は読まないほうが良いです。
山で下刈りの作業中のこと。
(下刈りについては下刈り実習の時に詳しく書きます。)
木の上の方のつるを刈払機で切ろうとしたところ、
刈払機の刃が跳ね返る(キックバックという現象)。
刈払機が自分に向いて落下する。
自分の左腕を切り落とし、そのまま刈払機は腹部にめり込む。
エンジンを止められず、スロットルも開いたまま。
同僚に発見された時には内臓がほとんど出ていて、
しかも刈払機のエンジンは止まらず動いたままだった。
当然の事ながら死亡事例です。
悲惨な事故ですが、林業の現場の現実です。
と、こんな感じでですね。
講習の最初の何日かは座学でこんな暗い話ばかり聞かされました。
けどまぁ、現実なんでしょうがないですねぇ。
やっぱり私も、、、
「林業、、、ヤメよっかな。。。」
と、トーゼン思いましたよ。。。はい。。。
けど、この講習がすべて終わった時に、、、
「やっぱり林業やりたいなぁ~~~。」
と、思ったんだから不思議なものです。
んまぁ、、、
自分でも何でなのか、ちゃんとはわかんないんです。
この話を書き進めていくうちに解ってくるのかも知れないですね。
次は暗い話も少なくなり、、、
少しは写真も撮った実習編になります。
今回は字だけのそっけない記事(しかも駄文)に
お付き合い下さってありがとうございます。
(その③に続く。。。)
2010年01月04日
林業ネタ part1 (林業就業支援講習 その①)
え~。初の林業ネタです。
つまらなかったらスンマセン。。。
どういう感じで書こうか悩んでいたんですが、、、
今、私が林業の会社や組合で働いているわけでもなく、、、
今年はまだ、SEをやることのほうが多いだろうという状況なので、、、
とりあえず年末に受けてきた研修の話から始めてみようと思います。
ってことで、、、
去年の話ですが、、、
11月末~12月末まで奈良県で林業の研修を受けてきました。
その研修は林業就業支援講習と呼ばれているモノで、、、
厚生労働省が金を出しているので受講料は無料です。
まぁこのヘンの堅い?コトは、、、
webで検索すれば出ているのであんまり書きません。
(面倒だし。。。)
んま、どんなことをやったかというと、、、
・座学 : 林業の現状、森林と林業の知識など。
・刈払機作業の安全衛生教育 : 俗にいう“草刈機”の資格取得。
・チェーンソー作業従事者特別教育 : チェーンソーの資格取得。
・林業の作業実習 : 下刈り、地拵え、植栽、枝打ち、間伐など。
・材木製品施設の見学 : そのままっす。。。
・グループ討議 : 林業の事業体(会社や組合)代表の方とのぶっちゃけトーク。
というところでしょうか。
実際、この講習を受けたところで、、、
林業の現場で即戦力になれるというわけでもなく、、、
林業での就職先を紹介してくれるわけでもありません。
『林業ってこんな感じなんだけど、とりあえずガッツリ体験してみる??』
というニュアンスの研修ってトコですかね。
んまぁ、、、
それでも私は受講してホントに良かったと思っているので、
上記の内容を実感や感想も含めて書いていこうと思います。
っで、、、初日、、、
講習生は私も含めて20人程度だといいます。
一緒に1ヶ月近くも過ごすので、、、
どんな人たちなんだろうとドキドキして行ったんですよ。
同じことするにも周りが良いと楽しいじゃないですか。
会社でも言えることですけどね。
若者が多いんだろうなぁ~~~。
と、漠然と思っていたんですけど、行ってみたらビックリ。
50代~60代の人たちばかりです。
俺より若い人は3人だけでした。
話を聞いてみて納得したんですが、、、
50代~60代の人たちの大半は地元の奈良に山を持っていて、、、
“定年を迎えたので荒れ放題の自分の山を自分で整備しよう。”
と、思い立った人たちでした。
奈良県は森林のほとんどが私有林で、国有林は極々一部でしか無いので、
奈良県の講習が特別なんだと思います。(たぶん。。。)
けど、その奈良のおっちゃん達が、
陽気で地元をこよなく愛す、気が良い人たちばかりでですね。
そのおっちゃん達のおかげでホントに1ヶ月楽しく過ごせました。
しかも、田舎の人って、、、
たいてい農作業をしたことある方ばかりなので、、、
むしろ俺ら若者よりじぇんじぇん頼りになる感じでして。。。
「兄ちゃん。ちゃうわ。見ててみ。こぉやでぇ。」
なんて感じで、、、
おっちゃんパワーに引っ張られた1ヶ月だったとも言えちゃいます。
ちょっと話が脱線しましたが、、、
内容に入る前の前置きはこんな感じです。
つーことで、、、
前置きだけでこんなに長くなってしまったので、、、
今日のところは一旦切って、次から内容の話に移りますわ。。。
なんか、、、スンマソン。。。
(その②に続く。。。)
2009年12月29日
今更、、、近況報告。。。
11月の半ばからゴタゴタと忙しくなり、、、
ブログの更新も滞りがちになりやした。。。
ちゃんとした近況も書けておらず、、、
心苦しく思っていたりもイタシテオリマシタ。。。
やっと時間が出来たので、今更ですが近況でも。
まぁ、だいたい気付いている方も多いとは思いますが、、、
ワタクシ、林業に転職したいと思って、、、
奈良に林業の研修を受けに行っておりました。
それがあの奈良での4週間でごぜぇやした。
林業の年間を通じての作業の体験、
簡単な資格の取得、などなどの研修内容です。
現在の林業界はズタズタで、
暗い話も多い上、3K+1(キツイ、キケン、キタナイ+給料安い)の職場です。
が、研修を受けてやっぱりやってみたいと思いました。
(林業の現状や研修の話はそのうち書こうと思っとります。)
っで、、、
その研修から帰ってきたのが1週間ほど前。
さて。本格的に就業しようか。
(一日だけ、とある県の現場にも出ました。)
という矢先、、、
前の職場から“どぉしても年明けから戻ってきてくれ”との依頼があり、、、
断りきれず、、、来年から前の職場に戻ることになっちまいました。。。
けど『良い林業の会社があったら辞めちゃうよ。』という条件付です。
林業への転職は諦めていないので。
(まぁフリーの気軽さですね。。。)
なので、来年からは、、、
前の仕事をしつつ、週末に林業への転職活動をチョロチョロと、
という感じになりそうです。
林業界は慢性的な人不足、担い手不足なわりに求人が少ない業界です。
(業界が弱っているので。。。そんなこともいつか書きます。)
なので、ノンビリと良い会社を探そうかなと思っとります。
ってことで、、、
以前よりは山に行く回数は減ると思います。
行く場所も近場が多くなると思います。
けど、山登りはやめませんので~。
まぁ要は、これからこのブログが、、、
【山登り】【うちのガキども】という従来の内容に、、、
【林業】が入ると思っていただければ良いかなと思います。
それでもお付き合い頂ける方は、、、
今後ともよろしくお願いいたしますデス。m(_ _)m
んまぁ、ざっとですが近況報告でした。
2009年10月25日
林業体験。
昨日は林業体験に行ってきた。
場所は山梨県の棡原。
笹尾根の南側だ。
午前中は間伐体験。
登山道の様にしっかり整備された作業道を20分ほど登る。
俺は山ばっかり歩いているので、なんてこと無いが、、、
山歩き自体が初めてという参加者もいてキツそうにしていた。
途中で道じゃない所に入っていき作業現場に着いた。
そして、生まれて初めて木を切った。
なんとなく、、、
木に申し訳ない気がしてしまったが、、、
間伐というのは健全な森を保つためには絶対に必要なことなのだ。
山ばかり登っているくせに知らないことばかりだった。
やはり、間伐=自然破壊 と思っている都会人は多いらしく、
その間違った認識や偏見などには苦労されているようだ。
午後は機材の説明や座学。
特に日本の森(山)の現状には興味を持った。
今のままではマズイらしい。
ああ。あの山の森はそんな感じだったなぁ。
などと思い出す事もしばしば。
山登りが趣味の人間には知っておくべきことも多かった。
そして何より印象に残ったのが、、、
森林組合の方々の爽やかな人柄だった。
山に登っていると林業の方と話す機会も多いが、、、
やはり皆さん爽やかな方ばかりだったな。
貴重な経験ができた有意義な一日だった。
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