2008年02月23日
甲武信ヶ岳 リベンジ(単独日帰り) 08/02/23
悔しかった。
先週の山行記にはおちゃらけて書いていたが、
引き返す時には歯噛みしながらの撤退だった。
1座も踏めないなんて、、、悔しかった。
そんな気持ちで週のあたまを過ごした。
今週は天気が良いらしく更なる雪は積もらないようだった。
今週の土曜日に行くのがベストだろう。
しかし、またあの辛い山行をすると思うと尻込みしてしまう。
だが、筋肉痛が無くなると共にモチベーションが上がった。
なるべく荷物を軽くした。
先週より30分早く出発することにした。
日が長くなったので、引き返し時間を12時半に設定した。
雪は先週よりも締まっていることだろう。
3時起き。4時出。
道の駅みとみに6時前に到着。
日の出を待って出発。
林道を歩く。
先週より、雪がかなり減っている。期待できそうだ。
徳ちゃん新道入り口。
トレースが増えている。
歩き始める。
先週に比べ雪がかなり締まっている。
歩きやすい。
吹き溜まりではやはりトレースは消えている。
しかし雪が良い状態なので足が嵌まる事はない。
順調だ。
近丸新道の分岐に付く。
まだ8時半。先週とは大違いだ。
戸渡り尾根に突入。
まだ雪の状態は良い。
先週の撤退ポイント辺りに着く。
標高2200mを越えると、、、
2組のスノーシューの踏み跡が出てくる。
スノーシューの踏み跡に乗ると、、、ダメだ。
つぼ足ではヒザまでズッポリ嵌まってしまう。
ここからラッセル。
こんなに長かったか?
と疲れてきた時に奥秩父縦走路の分岐に着く。
道標にワカンが架かっている。
こんなときに使うと良いのだろうが使い方が解らない。
そのまま出発。
すぐ木賊山。
時計を見ると、まだ11時前だ。
順調。少し休憩する。
木賊山を下る。
ココからがまずい。股まで雪の中に入ってしまう。
今は下りだから良いが、帰りは辛そうだ。
この辺りから雲行きが怪しくなってきた。
甲武信小屋到着。
雪がちらつき始める。
今日はずっと風が強い。
下のほうからだから季節風だけではないのかもしれない。
甲武信ヶ岳へ。
登り始めはかなり難儀したが、意外と雪が締まっている。
スノーシューの踏み跡を歩いていけば嵌まることは少ない。
雪が少し強くなってきた。
なんとか頂上に着く。
しかし、雪雲で展望はゼロ。
せっかく苦労して登ってきたのに少し残念だ。
雪がドンドン強くなってくる。
下山開始。
甲武信小屋までは順調。
しかしココからだ。木賊山まではキツイだろう。
小ピークを巻くトラバース道の登り。
降りてきたときも嵌まったところだ。
股まで埋まる。
どうしようもない。
這った。ラッセルよりは楽だった。
しかし遅々として進まない。
二度程、あたまから雪にもぐってしまった。
雪が横殴りになる。
トラバース道が終わると少しだけ開けた場所に出る。
ものすごい風雪だ。
一瞬ホワイトアウト状態になり立ち止まる。
なんとか樹林帯に入る。
木賊山までの直登。股まで埋まる。
また、這った。
吹雪の中、這っている。
辛い。しかし進まなければどうしようもない。
スノーシューがあれば楽なのだろう。
あまりにも時間がかかりすぎたら、
冬季小屋まで戻ったほうが良いかもしれない。
少しだけ弱気になる。
時間の感覚も薄くなる。
木賊山に着く。
意外なことにまだ1時半であった。
そういえば何も食べていない。
凍ったチョコレートを頬張る。
息が整ったところで出発。
もう大したラッセルは無いだろう。
たまに雪が止むがすぐ降り出す。
下山は楽だ。
順調に降りていく。
途中で3人ほどの登山者と出会う。
思ったより体が動く。
自分の体力にビックリした。
何事も無く、徳ちゃん新道入り口に到着。
雪が深々と降り続いている。
道路に積もったらマズイ。帰れなくなってしまう。
急いで道の駅みとみに向かう。
車に少し積もっている。道路もだ。
着替えもせずに10キロほど車を走らせ、道の駅まきおかに移動。
下は晴れていた。
買い物、着替えしてを達成感に浸りながら帰路に着く。
今日は、、、辛かった。。。
[今日のコースタイム]
道の駅みとみ駐車場(06:24)⇒(06:50)徳ちゃん新道入り口(06:52)
⇒(08:35)近丸新道分岐(08:36)⇒(10:49)木賊山(11:03)⇒(11:28)甲武信小屋(11:30)
⇒(12:05)甲武信岳頂上(12:07)⇒(12:21)甲武信小屋(12:22)⇒(13:25)木賊山(13:33)
⇒(15:45)徳ちゃん新道入り口(15:45)⇒(16:10)道の駅みとみ駐車場
Posted by 工場長 at 18:17│Comments(0)
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