工場長の「山ばっかり、、、酒ばっかり。。。」

山好きはみんなそぉだと思うが、、、

週も半ばを過ぎると、週末の天気が気になって仕方がない。



予報が良さそうであれば、遠出するかとか、、、

予報がイマイチであれば、近場でイイかとか、、、

大荒れの予報であったら、飲んで過ごすかとか、、、

なにやら色々と考えるのである。





しかし、ソコは山。

予報が良くて遠出しても、、、

実際に行ってみると天気がイマイチで、、、

展望に恵まれなくてガッカリなんてコトも少なくない。





そんなこんなで、、、

何度も行っているお気に入りの山では、、、

ガスられた時の写真も、スカッと晴れた時の写真もある。

そして、だいたい同じ位置で撮った写真も少々。





そこで、、、

ガスと晴れの写真を並べつつ、、、

その両方のバヤイの山旅をそれぞれ妄想で綴ってみる。



今回は北岳。

他の山でもネタはあるので、、、

ツマラナイと言われなかったら、他の山でもやってみることにしよう。









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さて。

久々の北岳だ。

まだ、少し残雪があると聞く。

わざわざアイゼンを持っていくのも面倒だし、御池コースを往復しよう。



天気予報は、晴れ時々曇り。

シーズン中なので人は多いだろうが、展望は期待できそうだ。



早朝に芦安に到着。

一番の乗りタクシーに乗り込む。

張り切って行こうじゃないか。


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■広河原　ガス。。。

どうしたことか。。。

予報とじぇんじぇん違うじゃないか。。。

大樺沢のV字の谷から見えるはずの北岳が見えない。。。






大樺沢には雲しか見当たらないぞ。。。

他の登山者もテンションが上がらないようで、ダラダラと出発準備をしている。


まぁ、上に行けば晴れるかも知れない。

トボトボと出発する。。。





■広河原　晴れっ！！

予報通りの晴れだ。

V字の谷から見える北岳でテンションが上がる。






さぁ。

さっさと出発だ。





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大樺沢の分岐を御池コースへ向かう。

グッと登山者は減り、急登を一人登る。

ザックリと標高を稼いだ後にトラバース気味の道になる。

そろそろ白根御池小屋だ。


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■白根御池小屋　ガス。。。

一向に晴れてこない。。。

薄ら寒いぐらいじゃねぇか。。。

汗だかガスだか分からないが髪もビショビショ。。。

はぁ。。。やっと白根御池小屋か。。。






一応、水分補給はしていくか。。。





■白根御池小屋　晴れっ！！

うん。快適な天気だ。

汗はかくが、乾燥した晴天なのですぐに乾く。

お。もう、白根御池小屋か。

ボーコン沢の頭付近の水平な稜線がキレイだ。

いつかあそこも歩いてみないとなぁ。






よし。水分補給して先を急ごう。





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白根御池小屋で水分補給＆補充。

この後の草すべりを登りきってしまえば今日の登りは概ね終る。

白根御池を一瞥して草すべりの取り付きへ向かう。


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■草すべり　ガス。。。

ぶふぁ。。。

展望のない急登かぁ。。。

北岳、、、ホントにあるんだよね。。。

無くなったりしてないよね。。。






しょうがない。。。

花でも見ながら登っていくか。。。





■草すべり　晴れっ！！

む。北岳が見えてきたぞ。

ココはわりと早く標高が稼げるからキライじゃないんだよね。






花も咲いているし、振り向けば鳳凰山も見える。

グワっと頑張って行こうっ！！





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標高差約500mの草すべりを越えると稜線だ。

このコースは展望が無いほうだが、

標高が上がるに従って、八ヶ岳、富士山、甲斐駒、などの山々も見えてくる。

その山々が見えてきたら、そろそろ小太郎尾根に到着する。


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■小太郎尾根　ガス。。。

なんなんですかね。。。

一向に晴れてこないんですけど。。。

ココは展望がイイはずなのに。。。ふぅ。。。

ってか、、、

今日になって、まだ一回も北岳見てないんですけど。。。






頂上では晴れるかな。。。






■小太郎尾根　晴れっ！！

おし。

ココからは快適な稜線歩きだぞ。

周りの山々を眺めながらノンビリ行きますかねぇ♪♪♪






頂上行ったらカップ麺でも食うか。





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小太郎尾根で標高は約2800m。

ココからは登りもなだらかになる。

数十分も歩けば肩の小屋に着く。


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■肩の小屋　ガス。。。

ひぃぃ。。。

こんなに近づかないと肩の小屋が見えなかった。。。

もう、、、晴れないかな。。。






けど、ココまで来たんだから頂上には行こう。。。





■肩の小屋　晴れっ！！

いやぁ。

あっという間に肩の小屋ですか。

このバックに北岳が見えるアングルがイイんだよねぇ。






もう、あと標高差200mは登らないぞ。





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肩の小屋から少しの急登。

しかしソレが終れば頂上は目と鼻の先だ。

シーズン中の休日でも午前の早い時間ならばそんなに人も多くない。


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■北岳頂上　ガス。。。

ぐはぁ。。。

やっぱりな。。。

何にも見えない一日で終りそうじゃん。。。






あ。。。

ちょっとだけ大樺沢が。。。






ふぅん。。。残雪あるね。。。


おにぎりをかっ込んですぐに下山を開始した。。。





■北岳頂上　晴れっ！！

うはは。

360度良く見えるなぁ。

やっぱり日本で二番目ですな。






お。

大樺沢の残雪が多いねぇ。






人が歩いているのも良く見える。

頑張れ～～～。


展望を楽しみながらのカップ麺とおにぎり。

大満足で来た道を引き返した。







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どちらも妄想で書いたものではあるが、、、

どちらの写真も私が撮ったものであるので、、、

妄想と言うよりは、その時の気持ちを思い出して書いた感じだろうか。



同じ時期の同じ山を同じコースで登っても、、、

天気が違っているだけで、このぐらいの気持ちの違いはあるだろう。





山好きの一週間の精神衛生は、、、

週末の天気に寄ると言っても過言ではない。





今週末は日曜以外はペケ。。。

日曜は長男の発表会なので山には行けない。。。





嗚呼。。。