妄想し続けている場所。
ココ1年というもの、、、
ず~っと妄想の中で歩いている場所がある。
とある冒険小説がトリガーになり、、、
地図をじっくり見ているうちに私の妄想リストに入ってしまった。
今では、ほぼ廃道であって、、、
webで検索しても、ごく最近の山行記録というものはあまりない。
しかし、釣り師の方々は入っているようなので、現在歩けない場所でもない。
もしかしたら、妄想を膨らましているのは私だけで、
意外に人が入っているのかも知れない。
まぁ。いい。
少し妄想にお付き合い願おう。
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畑薙第一ダムの沼平から東俣林道が伸びている。
南ア南部の山々、、、
特に赤石岳や悪沢岳を歩こうとする時に、、、
多くの人々は東海フォレストの送迎バスで椹島に向かうだろう。
その時に通るあの道のことだ。
その道を椹島より奥に行くと二軒小屋ロッジがある。
ロッジに食事付きで泊る場合はココまで送迎バスが走る。
現在、林道はココで終っているが、、、
以前はこの奥も林道が続いていたらしい。
上の地図でも確認できるが、、、
二軒小屋のちょっと北側から大井川は二俣に分かれる。
右が東俣、左が西俣。
西俣のほうも以前は林道が続いていて、、、
計画倒れで終ったようだが、、、
西俣⇒中俣⇒三伏沢⇒三伏峠 と林道を延ばす予定だったらしい。
10/10/19 上記記載は誤り⇒明治の頃伊奈街道が通っていた。
地形図のほうを見て貰えば分かるが、、、
今でも中俣と小西俣が合わさる所までは徒歩道の表示がある。
しかし、、、
今回は東俣の妄想をするので西俣は置いておく。
さて。
二軒小屋から東俣を行く。
地形図では未だに所々は軽車道の表示だ。
現役の林道では無いだろうから多少の崩壊はあるだろう。
しかし、林道があった場所だ。
歩いて行ける。
しばらく行くと、、、
切り出した木材の一大集積地であった広河原と言う場所に着く。
なんでも以前は、、、
“南アの上高地”とも呼ばれていた風光明媚な所のようだ。
そんなに急ぐ山旅ではないのだったら、ココで幕営するのもイイか。
広河原から少し行くと池ノ沢との出合になる。
そこには池ノ沢小屋と書かれた廃屋が建っている。
いや。今でも建っていると思う。
この池ノ沢沿いを登っていくと、、、
以前、“南アの真珠”と謳われてた池ノ沢池がある。
さらにそのまま登れば白根南嶺の広河内岳に出る。
ココは今でもそれなりに歩く人も居るのではないだろうか。
だが、今回は東俣をそのまま行こう。
今度は左手に仙塩尾根の新蛇抜山に出る廃道が出てきた。
いや。
もしかしたら、道が有ることに気付かないかも知れないな。
さらに行くと東俣で唯一の滝、魚止ノ滝がある。
滝は巻いて行く。
そろそろ標高も2200mを越えてきた。
む。乗越沢だ。
乗越沢沿いに行くと熊の平小屋出る。
けれど、、、
今回はもう少し源流に近づいてみよう。
上流へ向かって歩く。
すると東俣は、三国沢と農鳥沢との二手に分かれる。
ココは迷わず三国沢を行くのだ。
おお。
気付けば森林限界を越えているじゃないか。
そういえば沢に水がない。
さっき徐に手を洗ったあの水が大井川の源流だったのかも知れない。
あ。
道にぶつかった。
良かった。ホっとしたぞ。
三国平から農鳥小屋への巻道に出たのだ。
三国平へ行くか農鳥小屋へ行くかは、その時の気分で決めよう。
やや。
農鳥小屋のほうから麗しい山ガールが歩いてくるぞ。
ああああああ。
二日ぶりに人に会ったなぁ。
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1年ほど前から、、、
この妄想を数ヶ月に1回のペースでしている。
いや。
3ヶ月前までは妄想に過ぎなかった。
しかし、今はテントがある。
妄想から計画に移していく時期が来たようだ。
2,3年のうちには必ず行くのだ。
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