夏の雲。

工場長

2010年07月26日 13:07



この時期の山は午後の天気は期待できない。



先週末も午後には崩れるだろうと考え、

子連れ山行にしては早出をして歩き出した。

確か、前日に見た予報もそんなニュアンスだったと思う。





長男が頑張って西天狗への岩場を登っていた10:30頃。








硫黄岳の向こうには夏の雲が見え始めた。






しかし、、、

夏の入道雲のキレイで迫力があること。

常に動き、膨らみ、伸びていく。

自分の居る場所に来なければ見とれてしまう。







西天狗から東天狗に向かう時、、、

東天狗の向こう側には迫力のある雲が待ち構えていた。








しかし、こちら側はこの青空。






ふぅむ。不思議なものだ。







東天狗での休憩中も、、、

雲は、はしゃぎながら膨らんでいく。








長男と二人、雲を見上げる。





けど、一向にこちらにはかかって来ない。



さては。お前。晴れ男だな。



ヲヤジは少し心の中で嫉妬する。。。







黒百合ヒュッテに下る。

まだ、雲はかかってこない。

まるで長男を見守るように後ろから少し顔を出しているぐらいだ。










ふぅむ。

いつ来てもおかしくないのにな。







長男がグズり始めた。

雲が私達親子を囲む。










待っててやるから早くしろよ。

雲がそう言ってくれているのだろうか。

こちらには来ないんだ。



滅多にないぞ。こんなこと。

お言葉に甘えようじゃないか。

もうちょっとだ。がんばろうよ。







18:00前、飯を食って長男はオチた。








ヲヤジ一人で空を眺める。

長男の残り物をウィスキーで流し込みながら。








むむむ。。。

さすがにもうダメだろうか。。。







19:00頃、、、

あっという間にガスが湧いてきて、大粒の雨が降り出した。

稲光も遠くに光る。






やはり、長男を待っててくれたんだろうな。

どぉもですよ。







翌日、、、

長男は雨が降ったことを知らなかった。








あなたにおススメの記事
関連記事