寄生木。

工場長

2010年05月24日 14:57



黒戸尾根の下り、、、

散々疲れているが、まだまだ樹林帯の長い下りは続く。



笹の平を越し、疲れはピークに向かおうとしている。



しかし、先週末は、、、

その辺りのツツジがキレイに咲いていた。






こういう景色は、、、

多少でも疲れを忘れさせてくれる。





笹の平の下、、、

特に尾根の南側はツツジと寄生木が多い、



ただ、寄生木は木の上のほうに生えている場合が多いので、、、

マジマジと見たことはあまりなかった。





が、先週末は、、、

私の目線と同じ高さぐらいに生えているのを見つけた。





立ち止まる。






う~む。

木の枝に鉢植えの中身をぶら下げたように見える。

近くで見ると、なおさら不思議な植物だよなぁ。





本当に寄生しているのか??

ガン見してみたが、はやりコイツから地上へは根を下ろしていなかった。










簡単にコイツの説明すると、、、

この寄生木の実を食べた鳥が落とした糞が、枝などにくっついて定着する。

そして、発芽した寄生木の種は根を幹の中に食い込ませ、

樹木から水分と養分を吸収する。


だから、あんなに変なところに生えているのだ。


しかし、自分でも葉を広げて光合成を行い、

成長するにつれて枝を色々な方向に伸ばし、丸く繁茂していく。







寄生木を見るといつも思い出すモノがある。

造り酒屋の入り口に飾ってある杉玉、、、

酒の神様に感謝を捧げるものと言われるコレである。






何か関係があるのだろうと思っていた。

調べてみると不確かではあるが、、、


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杉玉は本来は寄生木であったのだが、、、
寄生木は乾燥すると葉がポロポロと落ちてしまう。
そこで針葉樹の杉などで代用した。
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と、こんな話もいくつかのページに記載があった。







あと、、、

ガラではないが、欧米ではこんな言い伝えがあるそうだ。


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クリスマスの日に寄生木の下にいる女性には、男性はキスをしなければならない。
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なんとスンバラシイ言い伝えだ。

ただ、相手の女性にもよりますか。。。







12月25日、、、

黒戸尾根を最初の分岐である笹の平へ向けて歩く。

冬枯れた木々の中、寄生木だけが青々としている。



と、その寄生木の下に美しい女性がぁっ!!







って、、、



んなことありえねぇだろっ!!









こんな妄想をしながら歩くと、疲れも紛れるというものだ。





お。神社手前のつり橋が見えてきた。





さぁ。

長い下りがもうじき終るぞ。





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