光岳(単独 冬季小屋泊) 09/10/21~22 ①

工場長

2009年10月23日 11:54



やり残した気がしていた。



今年の夏休みの南ア縦走の時もそうだが、、、

いつも近くに行きながら、、、なんとなく行く気がしない。。。

そんな山だった。光岳は。





しかし、とある方の光岳小屋からの朝日の写真を見てしまった。



ぐああああああああっ!!

行きたいっ!!



ええい。行くのだ。

しかも、泊まりで行って朝日も見ちゃうのだ。





1時半起き。2時半出。

易老渡まではとにかく遠い。

5時間はかかるんじゃねぇかと思っていたら、、、

案の定、、、ちょうど5時間後の7時半到着。。。

うはぁ。。。運転疲れっす。。。








やっぱり南アの南部は遠いねぇ。。。





行きますか。






って、、、また、、、






橋がスケスケだし。。。

んまぁ、、、吊橋じゃないだけイイけど。。。





最初っから急。






重いお泊り装備が足腰にキますデス。。。





けど、たまに聖岳が見える。






ああ。やっぱり南ア南部は良いです。





鬱蒼とした森を行く。






この間の台風の影響か、ちょっと登山道が荒れている感じ。






ちょっと道が不明瞭に感じられる時がある。





一旦、なだらかになり面平到着。






ふぅ。。。まだココか。。。

先へ。





同じような道を進んでいると倒木地帯になった。






以前から倒木エリアだったようだが、、、

真新しい倒木が増えている。台風の影響だな。

ココは登山道に支障はない。

けど、上のほうが少し心配になってきた。




登る。

上から二人連れのおじさんが下りてきた。

人に会わない山行になると思っていたのでちょっと嬉しい。

水場のことやらなんやら聞いてみる。

光岳小屋の水場は問題ないようだ。

良かった。



すると、、、おじさんが、、、

お:「いや。あのね。ちょっと不思議なことがあってね。」

俺:『え!? なんですか??』

お:「昨日、小屋に泊まったのは私たちだけなんですけどね。」

俺:『ええ。』

お:「小屋の中に一人分の荷物が置いてあるんですよ。」

俺:『はい。』

お:「ストーブなんかセットしたままで、ちょっと水を汲みに行った感じで。」

俺:『ほお。』

お:「けどね。夜になっても誰も帰ってこないんです。」

俺:『い!?』

お:「しかもね。光に行く途中にシュラフが落ちててね。」

俺:『まぢっすか。。。』

お:「遭難だとアレだから、一応、下山したら通報しますよ。」

俺:『そ、そ、そうですね。。。』

お:「ってことだから小屋に着いてもビックリしないでね。」

俺:『わ、わ、わかりました。。。』



なんか、、、帰りたくなりました。。。

そんな荷物と一緒に、、、一人で泊まるの、、、怖いです。。。

ああ。。。憂鬱になってきました。。。





足取りも重く、、、先へ。。。






天気は良いのに、、、

なんとなく、、、薄ら寒い感じがしてきましたよ。。。



易老岳到着。






まだ早いし、小屋に行くのも気が重いんで、、、

行ったことがない仁田岳にピストンして来よう。

水分補給だけして茶臼岳方面へ。





一旦下る。

すると、なだらかな道になる。






徐々に倒木が増えだす。

折れたところは新しい。最近の倒木だ。



さらに行くと、、、

倒木が集中して登山道が全く隠れてしまっている所に遭遇。






むむむむ。困った。

なんとか進めそうなところを探すが、、、








こりゃ。キツイな。。。

参った。。。

けど、仁田岳は目的地ではないんでイイか。

引き返そう。









あ~。行きたかったな。向こう側。



光方面も心配になったが、、、

あのおじさんたちが下ってきたって事は問題ないんでしょう。



易老岳まで戻りおにぎり休憩にする。






久々にザックを下ろす。

ふぅ。重いな。



ってか、、、

なんだか、早く小屋に来いと導かれている感じするなぁ。。。



いや。。。やめよう。。。

おっかない妄想は。。。



光岳方面へ。



一旦下り、ちょっと行くと開けた場所に出る。








最高の天気だねぇ~~~。





上り下りを繰り返した後はガッツリした登り。






もうちょっとかな。





この辺りの風景はなかなか良い。






手入れした庭みたいだ。





坂を登りきると平坦な場所に出た。






静高平だな。



おお。水場からはシッカリと水が。






涸れることが多いらしいからラッキーだね。

自炊用も含め、5Lほど汲んでいく。



と、ヘリの音がする。

ああ。おじさんたちの通報で飛んできたのかな。






頑張って下さい。。。

お願いしますよぉ。。。



しかし、一周して帰っていってしまった。。。

一応、飛んできたってだけなんですかね。。。

捜索とかはしないんですか。。。そうですか。。。





もうちょっと歩くとイザルガ岳の分岐に着く。








展望が良い山らしいので荷物を置いて行ってみる。



あっさりと到着。






おお~~~っ!!

ホントに展望が良い。














いやぁ~~~。寄って良かったです。





分岐まで戻り小屋へ。






すぐに光岳小屋到着。






とりあえず休憩しますか。

恐る恐る中へ。



冬季小屋といっても、客室は全部開放している。






太っ腹な小屋ですなぁ。

ありがとうございます。





っで、、、問題の、、、荷物。。。






ああ。。。ありますよ。。。

ホントにちょっと出て行ったって感じです。。。



レシートが一緒においてあったんで見てみると、、、






日付は10/10。。。

10日以上も前じゃないですか。。。

もし、遭難だったら、、、アウトですな。。。



この荷物たちと、、、一緒に一泊ですか。。。

誰か。。。来ないかなぁ。。。





気を取り直して、、、休憩する。





さて、光岳に行こうか。

カメラだけもって手ぶらで出発。




歩き出してすぐ、、、






うあああ。。。ありました。。。

シュラフ。。。

登山道脇にポツンと。。。

な、なんでだ。。。こんな所に。。。



ま、まぁ先へ。



すぐに光岳到着。






すぐ近くの展望台からは、なかなか良い眺め。






良いじゃないっすか。



光石へ行ってみる。

数分下るとすぐに到着。






なかなかカッコ良いですなぁ。



上に登って写真を撮る。












ココは光岳に来たなら行ったほうが良いです。





小屋に戻る。

光岳まで戻って下り始めると、、、










あら。なかなか良い展望じゃない。

光岳は展望なしって聞いてたけど、そんなことないじゃんね。





来た道を戻り、光小屋着。






さ、さて。。。

こ、小屋でノンビリしますか。。。





(その②に続く。。。)



[今日のコースタイム]

易老渡(07:32)⇒(08:38)面平(08:38)⇒(10:24)易老岳(10:28)

⇒(10:38)茶臼方面倒木エリア(10:48)⇒(11:05)易老岳(11:16)

⇒(12:53)イザルガ岳(12:55)⇒(13:08)光岳小屋(13:34)⇒(13:45)光岳(13:46)

⇒(13:51)光石(13:56)⇒(14:13)光岳小屋




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