サンバル。

工場長

2010年07月14日 10:09



7,8年前のこと。



タイ南部国境の街、スンガイコーロクから、

歩いて国境を渡り、マレーシアに入った。








そして、バスでコタバルの街まで向う。

そこはタイとは違い、街にはムスリムが多く歩いている。






ムスリムの土地に入ると、

どぉにも自分が異物っぽく感じるのだが、

マレーシアは都会でもあり、

中華系&インド系も多いので、いつも感じる異物感はあまり無かった。





初めての国に来て一番楽しみなのは食事だ。

物凄く単純だが、飯が旨いとその国はたいてい好きになる。



そして、、、

俺はマレーシアを好きになった。

何を食っても旨かったのだ。





朝、街をうろつくと、、、

紙の包みを並べた屋台に出会う。



日本円にすると50円ばかりのお金を払い、

包みを開けると中はカレーが入っている。






朝カレー。

最高に旨かった。





マレーシアの料理で俺が何よりも好きになったのが、

サンバルという調味料のようなもの。






左下の弁当の中の右下に入っているのがソレだ。



色々な香辛料や野菜がペースト状になっており、

その中に小魚を揚げたものが入っていた。

甘く、しょっぱく、激辛である。



炒め物やスープの調味料としても使うし、

ご飯のお供としても最高に旨い。



マレーシアに居た時はコレばかり食べていた。







日本に帰ってきてからも、、、

「あ~。サンバル食べてぇなぁ~。」

と、何度呟いたことか。





しかし、、、

それ以来、食べる機会は無かった。







が、、、

長男の幼稚園のお友達に、、、

お母さんがマレーシア人の子が居るらしい。



社交上手のうちの嫁、

すぐにそのお母さんとも仲良くなった。



このあいだ、、、

嫁はそのお母さんに、、、

「うちのダンナがサンバル大好きなのよ。今度、作り方教えてね。」

と、お願いしたらしい。





そして、昨日だ。

作り方を教えてくれるのとは別に、、、

そのお母さんがサンバルを作って持ってきてくれたのだ。






あああああああああっ!!

コレ!! コレですよっ!!





ウキウキしながら嫁と味見。





むああああああああっ!!

旨いっ!!

そして、懐かしいっ!!

そんでもって、辛いっ!!





昨晩はすべてのおかずにサンバルをのせて食べた。



大根もちにもサンバル。








きんぴらごぼうにもサンバル。








餃子でさえサンバル。









サンバル。

サンバル。サンバル。

サンバル。サンバル。サンバル。

サンバル。サンバル。サンバル。サンバル。



サンバルッ!!







ちょっと取り乱した。。。



話が少し戻るが、、、

マレーシアはイスラム教が国教なので、酒類が高価であった。



なので、、、

向こうにいた時には、、、

サンバルで浴びるほどビールを飲む、、、

と、いうことが出来なかった。





昨晩は念願のサンバルでの大量ビールを楽しんだ。





嫁は、、、

「ジャパニーズサンバルよ。」

と言い、自慢の肉味噌を作って持っていった。

肉はちゃんと鳥挽肉を使って。







異文化との交流は楽しい。



若いときに海外をフラフラしてよかったね。



ことあるごとに嫁と言い交わすセリフである。








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