腹立って寝られず。。。

工場長

2009年11月19日 11:32



高速道路を走っていた。



ふとサイドミラーを見ると、排ガスが白煙になっている。



な、なんだ。



と、その直後、、、

水温計がグングン上がっていく。



マズイ。

このままだとオーバーヒートしてしまう。



ちょうど近くにPAがある。

なんとかギリギリ駆け込むことができた。



ラジエターに水をかけ冷やす。

ラジエター水が少なくなっていたのだろうか??

ラジエターのタンクに水を足しておく。

どぉなんだ。走れそうか。



エンジンをかけ、しばらく様子を見る。

とりあえず水温は安定している。



大丈夫だろうか??

20キロ先のICまで行ければなんとかなる。



出発した。

まだ、水温は安定している。

なんとかなりそうか。。。



ホっとしたのも束の間、、、

トンネルの入り口で水温が上がり始めた。



ぐ。ここでは停まれない。

トンネルを抜けるしかない。



トンネルの半分。

水温計は上限に張り付いている。



焦る。

トンネル内でエンジンが止まってしまったらオオゴトだ。

頼む。トンネルを抜けるまでもってくれ。










抜けた。

路肩が広くなっている所に停める。

手が震えていた。



エンジンルームを見てみた。

先ほどラジエターに補充した水は減っていない。

もっと深い原因のようだ。

お手上げだ。ここで対処するなんて無理。



保険屋に電話をして、無料のロードサービスをお願いする。

数分後、折り返し電話があり、、、

業者も決まり40分ほどで来てくれると言う。





ああ。。。

一旦、ホっとした。。。

けど、まだ精神的に上ずっている。

一服しよう。





と、パトランプを回した覆面パトカーが後に停まった。



おお。警察だ。

ロードサービスは呼んだが、やはり心強い。



車から出て事情を話す。

すると、、、



「あ。そうなの。というか発炎筒炊かなきゃダメじゃない。」



テンパっていてそんなこと考えられなかった。

停止表示板も発炎筒も車に積んである。

すぐに停止表示板を設置する旨を伝えたが、、、



「いや。いいからパトカー乗って。」



なんだ!?

故障の状況でも聞かれるのか!?



「免許書見せて。故障車両表示義務違反でキップ切るから。」



はぁ!?

しばし、呆然とする。

コイツは何を言ってるんだ!?



それどころじゃなかったし、

気も動転していたので気付かなかったんです。

今からでも出しますから。



「いや。もう遅いよ。危ないじゃない。出しておかないと。」



唖然とする俺を尻目に事務的にキップに記入する警察官。



ぐっ。思い出した。

年末だ。ノルマに届いていないのか。

なんでもかんでもキップを切る時期だ。



何を言っても空返事の警察官。



ああ。。。もう面倒だよ。。。

俺は車が壊れてそれどころじゃないんだ。。。

傷口に塩を塗るヤツはさっさと行ってくれ。。。

無言でサインをして拇印を押す。



キップを切ったらさっさと発進するパトカー。







その後、なんとか家に帰り着き、、、

気持ち的にホっとしたら、怒りがこみ上げてきた。





違反キップのノルマ制ってどぉいうことだよ。。。

困っている人間を足蹴にするのが警察の役目ですか。。。





なんだか腹が立って眠れなかった。





不服申し立てしようか。

いや。。。

面倒だから払ってしまうのだろう。。。





昨日は本当にやり切れない一日だった。。。





※もし、私と同じ状況になったら発炎筒などを忘れずに。
 車の故障に追い撃ちをかけるヘコみは精神的にかなりキます。。。




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